フッ化物の利用(フッ化物とは)
- むし歯予防には、甘いもののとり方を工夫し、歯磨きでむし歯菌を取り除き、フッ化物を利用して歯を強くすることでバランスのとれたものになります。
- フッ化物は、むし歯菌のつくる酸によって歯から失われたカルシウムなどのミネラルを歯に取り戻す(再石灰化)とともに、歯の質を強くします。また、むし歯菌の活動を抑える働きもあります。
- 生えて間のない時期(乳歯は生えてから4、5歳くらいまで、永久歯は4歳から15歳くらいまで)は質が弱く、むし歯になりやすいので、この時期にフッ化物を利用することが最も効果的です。
フッ化物ってなあに
フッ化物は、自然界に広く存在しています。
フッ化物というと特別なものに思われますが、私たちを取り巻く土中、海水、河川水、植物、動物のほとんどに含まれています。そして私たちが毎日食べている食品の中にも必ずといっていいほど含まれています。
したがって、私たちの身体にもフッ化物は含まれています。特に骨や歯などの硬い組織に多く含まれています。
(単位:ppm)
(数値は飯塚喜一らの報告を参考にした
天然に適量のフッ化物を含んだ水を飲料水として使っていた人々には、むし歯が少なかったという事実から、フッ化物の利用によるむし歯予防が始まりました。
ppmとは100万分の1の含有率(量)という単位です。水1リットル中に1ミリグラム含まれていれば1ppmです。
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更新日:2019年03月27日